立坑・推進工事について
立坑・推進工事部、営業の徳永です。
私は文字通り立坑、推進工事の営業を行っていますが、
「立坑」、「推進」と聞いても、土木に馴染みの無い方は「???」だと思いますので、
その辺りの話を簡単にしたいと思います。
「立坑」というのは、読んで字の如く、縦に掘った穴のことですね。
「推進」というのは、横穴を掘るイメージですね。斜めに掘ったりと例外もありますが、
一般的には推進工事といえば横穴を掘る工事になります。
皆さんご存じの通り、地下には下水管、水道管、ガス管、NTTの回線等、様々な埋設物が入っています。その埋設物を入れるために、地面を掘らないといけませんよね?特に問題の無い場所の場合には単純に地面を掘り、矢板と呼ばれる板上の物で地山を支えてから埋設物を布設する「開削」と呼ばれる方法で施工します。ところが、地下水が多い、他の埋設物が既に入ってる、他にも車の通りが多い道路であるとか、川を横断しないといけない、という場合には開削では施工が不可能な場合があります。その際に、立坑と呼ばれる縦穴を掘り、その立坑の中に横穴を掘るための機械を設置し、埋設管を機械の推力で以て推して行くわけですね。
当社の持つコウワ工法はその立坑築造の工法の一つであり、アイアンモールやスピーダーと呼ばれる機械が推進工法の一つです。また機会があればそれらの工法の特徴等についてもお話したいなと思います。